☗ WFP第164号 フェアリー入門 自作解説 ☖
バーチャル詰将棋作家の駒井めいです✨
Web Fairy Paradiseで発表した協力詰です😊
変則ルールなので注意してください😵
駒井めい 作 WFP第164号 第2回フェアリー入門 2022年2月20日
【 協力詰 】
先後協力して最短手数で受方の玉を詰める。
※協力詰を初めて解く方は下記の入門記事をご覧ください。
【 受先 】
受方から指し始める。
※受先を初めて解く方はWFP第163号の受先協力詰超入門（p.54~57）をご覧ください。
※詰将棋の引用は自由ですが、全日本詰将棋連盟の指針を守っていただくようお願いします🙇
解答・解説はこちら👇
52桂、35歩、同桂、44龍 迄4手。
アンピン※1のために打った駒がピン※2されるのが狙いです。
※1 アンピン（Unpin）：ピンの状態が解除されること。
※2 ピン（Pin）の意味は下記の記事で説明しています。
詳しい解説は第165号（2022年3月号）の結果発表（p.64~）をご覧ください。
初形では受方43桂がピンされていますが、初手52桂と打つと受方43桂がアンピンされます。
アンピンされた受方43桂を動かすと、今度は初手で打った受方52桂がピンされます。
ピン状態の移行を表現した作品です。
この構図で狙いを成立させるのに厄介なのは、初手52角をどう処理するかです。
桂と同じく頭が丸い駒なので、当然成立してしまいます。
結局は受方25角と配置して、角を枯らすことで強引に解決しました。
ただ、もう一枚の角を受方の持駒から消去して受方25歩などと配置しても、24玉、21龍、33玉、43角成迄という別の余詰が発生します。
受方25角はこの余詰を消すのにも役立っていて、良くない配置ながらも最低限の役割は果たしています。
