駒井めいの詰将棋ラビリンス

☗ バーチャル詰将棋作家・駒井めいの詰将棋 ☖

☗ 詰将棋作者タイトル当てクイズ 自作解説 ☖

バーチャル詰将棋作家の駒井めいです✨

将棋系VTuber・電子れいずさんのYouTubeチャンネルで出題した詰将棋を解説します😊

 

駒井めい作 詰将棋作者タイトル当てクイズ 2021年12月31日

7手詰

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■ 出題

https://twitter.com/de_re_shogi/status/1475404476341440515

■ 解答発表

youtu.be

 

詰将棋の引用は自由ですが、全日本詰将棋連盟の指針を守っていただくようお願いします🙇

詰将棋の引用について

 

解答・解説はこちら👇

 

 

 

 

 

■ 作意手順

(A)17桂、(イ)同馬、26歩、(ロ)同馬、

37桂、同馬、35馬

迄7手。

 

■ 変化及び紛れ手順

(イ) 26玉は37馬、17玉、27馬迄。

(ロ) 同玉は35馬迄。

(A) 26歩は同玉、37馬、25玉以下逃れ。

 

■ 狙い

受方の馬を26に移動させる前に17へ寄り道させるのが狙いです。

初手26歩は2手目同馬なら37桂以下作意と同様に詰みます。

しかし、初手26歩に2手目同玉とされると、35の地点に受方の馬が利いていて3手目35馬ができません。

26歩、同玉に3手目37馬としても4手目25玉と逃げられて詰みません。

初手17桂で17に受方の馬を呼んでから3手目26歩を実行すると、35への利きがなくなって4手目同玉に5手目35馬が可能になります。

受方の馬を17へ寄り道させなければならない意味付けを変化手順に隠すことで、初手17桂が一見意味のない手のように見えるという構成です。

 

玉方44馬は44角でも成立し、作意は17桂、同角成以下と若干変わります。

ただ、これは狙いが少しぼやけるので、最初から馬とする配置で完成としました。

馬翻弄は作例も多いですが、シンプルな配置で表現できた点は良かったと思います。